キツイ、汚い、危険の3Kと呼ばれる介護士は、マイナスのイメージが先行している職種です。そのような悪いイメージもあってか、介護職の求人への応募は少なく、多くの介護施設が人材不足に苦しんでいます。しかし、介護士は楽しいことややりがいもある魅力的な職業です。良い所に目を向ければ、介護の仕事に挑戦してみようという気持ちにもなりますし、実際に職に就いてみれば、どんな仕事よりもやりがいを持って働けると感じられるでしょう。
介護士の魅力は、人の役に立っているというのを実感できるという点です。介護職の役割は、要介護になった人の相談に乗ったり、力を貸してあげたりして、老後の生活をサポートすることです。そのため、介護士として働くことにより、自分がこの人の人生を支えているのだということを直に実感しながら働くことができるでしょう。また、誠意をもってサービスを提供すれば、利用者から笑顔で直接ありがというと言ってもらえる点もポイントです。「人の役に立てる仕事に就きたい」「社会貢献をしたい」と考えている人は、介護の仕事はうってつけといえるでしょう。
また、介護士の魅力の一つに、コミュニケーション能力を磨きながら働けるというものもあります。介護士は、人と関わり、協力し合うことによって成り立つ仕事です。したがって、どうすれば利用者と人間関係を良好に保てるようになるのかを考える必要があり、コミュニケーションスキルを磨くことにつながります。コミュニケーション能力は、面接の際に特に重要視される部分なので、介護の仕事に就き、コミュニケーション能力を高めることができれば、他の仕事に転職する時や、身近な人と良好な関係を維持する時にも役に立ちます。